2015年2月26日木曜日

環境調査(事前調査)

震災後の津谷川や中島海岸周辺の環境について、四季を通じた生物調査が継続的に実施されています。


その結果、工事区域内には、鳥類、魚類、底生生物および植物の希少種が分布している事が明らかとなりました。 そのため、これらの希少種や、豊かな自然に配慮しながら工事を進めていくことになりました。


工事が始まる直前には【事前調査】を実施し、現状の動植物の生息状況を把握した上で、自然に優しい施工方法を考えながら工事を開始します。
工事が始まってからは、季節ごとに【定期的な環境調査】を実施し、工事による自然環境への影響が無い事を確認しながら工事を進めていきます。
また、事前調査や定期的な環境調査で希少種が確認された場合は、その都度、保護や移植等の対策を実施します。
そして、工事が終わってからは、【事後調査】として、工事後に周辺の自然環境の状況を確認するための調査を実施します。

なお、調査結果や自然環境に対する配慮や対策については、発注者である宮城県やそれぞれの環境分野の専門家の先生方々から適切なアドバイスを受けてまいります。



*底生生物や魚類の採捕については、事前に「特別採捕許可証」を宮城県知事からいただいております。また関係機関(宮城県漁業共同組合大谷本吉支所、さけます増殖協会、淡水漁業組合)からの承諾を得ております。

鳥類調査の状況

津谷川河口付近での投網