2015年4月4日土曜日

シーサイドパレスの現状

シーサイドパレスの現状をお知らせします。

もともと陸地にあり杭基礎(4~5m程度)で施工されたものですが、東日本大震災により陸地が流されたことから海上に浮かんだように見える建物です。
毎日太平洋の荒海を受け、非常に危険な状態であることがわかります。
杭基礎は波を受けても大丈夫な構造ではなく、横からの衝撃にどれだけ耐えられるか・・・
またコンクリートには沢山のひび割れが見え、何時倒壊するか・・・

工事では慎重に解体計画を策定しているところです。



シーサイドパレス全景
海上に浮かんでいるように見えます。
下部の全景
鉄筋、鉄骨などが散乱しています。
 基礎に杭がないもの、杭上部がむき出しになっています。
非常に危険な状態です。
 こちらも基礎(左)に杭がありません。
 杭が海中に露出しています。
基礎、柱が倒壊していることがわかります。
倒壊した梁、柱















将来、中島海岸(小泉海岸)は震災前のような海水浴場となります。
子どもたちが安心して楽しめるように、海中の杭や張り出した鉄筋などを確実に撤去します。

工事エリアは既に立入禁止となってますが、調査、研究、興味本位で近寄る方を散見します。
安全確保のため、くれぐれも近づかないようにご協力のほどよろしくお願いいたします。

撤去作業時期:2015/5~2015/10頃(予定)




【東日本大震災前のシーサイドパレス】

すでに閉館し無人だったことから、津波による人的被害はありませんでした。
ホテル シーサイドパレス


木々に覆われていました

荒れた内装(外に木が見えていることから被災前とわかります)
※上記3枚の写真は、インターネット上で公開されている画像を転載したものです。