2015年7月31日金曜日

環境調査(第2回定期調査 魚類・底生生物)

魚類と底生生物の夏季調査を実施しました。


今回の調査では、魚類専門家の仙台市科学館の高取先生と、底生生物専門家の東北大学大学院の鈴木先生にもご同行いただき、調査方法や生き物、そして工事を進める上での環境配慮事項について、ご指導していただきました。

鈴木先生(左),高取先生(右)との共同調査状況

コアサンプラーを用いた底生生物採集状況

夏季調査は、暗くなってから活動する生物についても調べるため、日中の調査に加えて夜間も調査を実施しました。
日中の暑さが残る満月の薄明かりの下、昼間は巣穴しか見ることができなかったカニ類が動き回っていました。
暗闇の中、カサカサという音を聞きながら、どのようなカニ類が生息しているのか調査をしました。

夜間調査に向けてミーティング

夜間活動が活発になるカニ類(写真:アカテガニ)

工事により環境は大きく変わりますが、事前にきちんと環境状態を把握し、保全するべきものはきちんと対応し、その場所の環境が一時的に改変したとしても、将来的にこの環境の持つポテンシャルを残すことができるように、考えていかなくてはならないと感じました。